Dark desire
























緊縛した明の身体をコートで覆い、いつもの路地に向かう。

「今日は明の誕生日だからね。いつもより感じさせてあげるよ」

ぎこちなく歩く明の肩を抱きながら耳に息を吹き込むように囁くと、
これからされる行為に期待しているのか、明の躰がぶるっと震えた。

「兄貴・・・・・」

自分を見上げる明の顔は上気し、瞳は官能的に潤んでいる。
コートの下では既に勃起した性器の先から透明な液が溢れ始めているに違いない。
いやらしい躰になったものだ・・・・・・
そう思いながら細い肩を抱き直した。




路地に到着し、いつものようにコートのボタンを上から外していくと、
まだ何もしていないのに、やはり明の乳首は硬く尖り
性器は大きく膨らみその先からはトロトロと透明な液を滴らせていた。
その敏感な先端をゆるゆると撫でながら

「もうこんなにさせて・・・・・。そんなに早く皆に見てもらいたいのか?」

揶揄するよう言うと、明は羞恥で顔を赤く染めながら

「見て・・・もらいたい・・・・・」

小さく、だけど、はっきりと答えた。

「いやらしくて可愛いよ・・・。じゃ、少し早いけどお披露目の時間にしようか」

そう言いながら明の肩に手を掛け、
そのいやらしい躰を大通りに向けて晒した。

常連になっている好き者達が此方を見ると、
明の性器の先端は嬉しそうに震え蜜を零した。
でも、まだだ。
今日はいつもよりずっとずっと感じさせてあげるから。

常連達の群集に目を走らせ、
そして見つけた。


「ほら、明・・・、見えるか?そこの右側の建物の陰」

後ろから囁くと、明がおずおずとそちらに視線をやった。

「っ・・・!」

明の躰が大きく震え、そのまま硬直する。
衝撃の大きさが、手を触れている自分にも伝わり思わずほくそ笑んだ。

そう。

憎しみにも近い目で此方を見ているのは、
明の友人だった斉藤君。
『面白いものを見せてあげるから』と呼び出しておいたのだ。

「あ、あに・・・・き・・・・!」

明が縋るような目で俺を振り返る。

「さっき言っただろ?今日は誕生日だからいつもより感じさせてあげるって」
「・・・や・・・・だ・・・・、は・・・・ずかしい・・・・・・」
「何故?たくさんの人に見られた方が興奮するだろ?・・・ほら、あっちを見てごらん」

今度は反対側を見るように明の視線を促す。
と、そこには驚きの表情を浮かべている誠二の姿が見えた。

「っ!・・・・いじ・・・・・・?・・・・や、やだ・・・・あにき・・・・・」

嫌だと小さく首を振り明は泣きそうな顔で俺を見たけれど。

「嫌・・・じゃないよね?いつもより感じてるみたいだし」

濡れて光った先端を優しく撫でてあげると、

「っああっ・・・・!」

明は身体を震わせて善がった。興奮しているのは隠せない。
性器の先から出た粘液が棹を滴り地面を濡らす。

「凄いね、明。もうこんなにドロドロにして・・・。そんなに感じるのか?友達に見られているのが」
「・・・ち・・・・・がう・・・・・」

泣きながら首を横に振るけれど、
明の躰をこんなにも興奮させているのが彼らだと思うと
少しばかり妬ける。

「今日はいつもより苛めるよ」
「あ・・・・・にき・・・・・、・・・・っああ・・・・っ!」

先端を爪の先で穿ると、歓喜の声を明はあげた。












この声を聞くと

このまま家庭も仕事も

何もかも全部かなぐり捨て 

明を思う存分可愛がれる環境に身を置きたい衝動に駆られる。

そんな事が実現できたらどんなに幸せだろう。

そう思うけれど。

でも多分それは
叶わない夢。

明もそれを判っている。

「兄貴・・・、あに・・・・、い・・・・・く!出ちゃう・・・・・・!」
「もう?やっぱりいつもより早いね・・・」

根元をぎゅっと握り、達せないようにすると、

「・・・ひあっ・・・・・!」

明は甲高い叫びをあげ涙を零した。
その頬を伝う涙を舐め取り、

「愛してるよ・・・」

俺は明の膨らんだ性器を嬲り続けた。





END 4【兄貴に調教されて・・・】のその後。ん?その後?ま、いっか^^;
相変わらずの変態兄弟。折角の誕生日なのでギャラリーに特別ゲスト出演/笑


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