Repeated・・・

















隣の部屋でTVの音が聞こえる
好きなバラエティ番組でも観ているのだろう
雑音に混じり、時折明の乾いた笑い声が壁の向こうから微かに聞こえ
自分は耳を塞ぐ


机上のレポート用紙は先程からずっと真っ白なまま
これ以上何も進まないだろうと本を開いてみるものの
やはり隣の部屋がきになって
内容が全然頭の中に入って来ない


TVの音が煩い訳じゃなく
明の笑い声が煩わしい訳でもない



ただ
ただ

明の存在が気になって仕方がないのだ


触れたいと思う
抱き締めたいと思う


家族なのに

兄弟なのに







明に触れたい気持ちが日増しに大きくなり
そんな自分に戸惑う



自分はおかしいのだろうか



弟に対する邪な思いを振り切るように女を抱いてみたけれど
達する時に思い浮かべるのは

必ず決まって

まだ見ぬ明の涙で濡れた泣き顔だった



何故よりによって弟なのか、自分でも判らない
判っているのは

この想いを伝えたら
きっと何もかもが終わりになってしまうということだけ



ただでさえ自分は疎ましく思われているのだ


これ以上嫌われるのが怖い
気味悪がられて避けられるのが






怖い






同じ屋根の下

逃げ場はないから・・・





















相変わらず聞こえて来るTVの音
この壁のすぐ向こうに明がいると思うだけで
自分の身体はいとも簡単に疼いてしまう


明・・・・・


ズボンの中では既に欲情した自分の分身が打ち震えている


明・・・・・明・・・・・・・・・


いやらしい染みが滲む下着の中から
自分のペニスを取り出してゆるゆると上下に動かす


明・・・・・明・・・・・・・・・・・・


硬く勃ったその先からは透明な液が次々と零れ出る


「あ・・・・・・・・きら・・・・・」


愛しい弟の名前を声に出すと更にペニスは硬くなる

もう理性を押し止めている事は不可能で

「・・・・・あ・・・・・っきら・・・・・・・・・」


ねっとりと指に絡みついた液でクチュクチュと卑猥な音をさせながら自分を扱きたてる


「・・・・っん・・・・・・・ふぅ・・・・・・っ・・・・・・きら・・・・・・」


弟に欲情し自らを愛撫するという背徳の行為が
より一層自分に興奮を与え


「・・・あき・・・・・・・ら・・・・・・・・・・あ・・・・・・き・・・ら・・・・・・・・・っ!」


弟の名を呼びながら

びゅくびゅくと熱い白濁を撒き散らした






みじけー/笑
つか、のーとんがいなかったら光輝はこんな風にずっと悩んでいたかもしれないと思ったり、
いや、こんなにグダグダ悩まんだろう!と思ったり・・・^^;

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